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【04そら】協力するって?(運動会あいさつに代えて)
園長の皆見です。運動会当日はお話の時間が限られますので、ブログを通してこれまでの取り組みの様子やポイントを担任に代わってお伝えしたいと思います。
4歳児クラスの子たちは友達と『協力する』練習をしています。
上の写真は、2人1組の障害物リレーの様子です。
この競技では一方の子どもが先に走ったり、もっている棒の高さがずれたりすると、上のボールがすぐ落ちて前に進めなくなります。
勝利のポイントは、相手のスピード、高さに『合わせる』ことです。
この障害物競走を通して子どもたちに感じて欲しかったのは、
『力を合わせること』= 相手に『合わせる』こと= 相手を『思いやる』 です。
家庭できょうだいと、あるいは近所の友達とゲンカをする機会も少ない現代では、園での集団生活を通して、人間関係の練習をしています。
友達とケンカしたり、時には意地悪を言ったり、言われたり、トラブルを経験することが大切です。
友達との嬉しかった、悲しかった、悔しかった、『葛藤』したの積み重ねで、
自分本位の一方的な主張から、相手の状況や気持ちを想像するようになります。
『※自分がされて嫌なこと』はせず、『尊重し・尊重され』、『譲り・譲られ』、
人を思いやる気持ち、人との距離の取り方がわかるようになっていき、
人間関係に必要なことの土台が育まれていきます。
4歳児クラスは、3歳の時のように自分中心でいてはいけないし、5歳のようにしっかりとはなりきれない難しい時期ですからトラブルも多いのですが、運動会後の半年は『協力して』集団で頑張っていきます。
私たちはいつもWe all trust you.の想いで、子どもたちを信じて見守っています。
上手くいかない時は担任の保育士が援助しています。
職員みんなで見ていますから、子どもを信じて見守り、背中を押してあげてください。
話は飛びますが、いもほりに一緒に出掛けた5歳児クラスの子どもたちはこんなやりとりをしていました。
「いもが多すぎるからカゴ分けよう」「そっち坂になってるから気を付けて」
「大丈夫?ゆっくり行こうか?」「ありがとう」
積み重ねあってのこの姿です。
半年後、こうなれるように頑張っていきます。