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【3歳以上クラス】保育用品の紹介『シール帳』
今回は保育用品の中から『シール帳』について紹介します。
シール帳にはたくさんの意味が込められ、作りこまれた教材です。
当園では3歳児クラスから使用しています。
この写真は3歳児クラスに拡大コピーして掲示している『見本』です。
3歳児クラスの子どもたちの発達段階では「今日は9月19日だよ」と数字で説明されるより、同じ物を拡大して視覚的に見た方が理解がしやすいことからこのような掲示をします。
4歳児クラスは自分で日めくりカレンダーを確認したり、友達同士で教え合ったりして貼っています。
分からない、困った時は保育士やお友達に聞く力をつけることも大切です。
5歳児クラスになると、ささっと自分で貼って次の活動に移ります。
シール帳には保育の工夫が数えきれないほど詰まっています。どんな意味があるのか4点ご紹介します。
①数字に親しむことができる
カレンダーになっているので10以上の数の数え方を自然と知る機会ができます。
②カレンダーの見方が自然と身に付く
曜日があること、1週間は7日であること、12ヵ月あること、30日の月や31日の月などがあること、様々な祝日があることを知る機会ができます。
③自分が出席した証になる
幼児期の子どもたちはシールを貼るのが大好きです。
登園した日はシールを貼ることで出席した、自分はここにいるという自己肯定につながります。
*お誕生日と行事のシールを貼るのを楽しみにしています。
④季節感を味わう・物語に親しむ
12か月の季節感を味わえるイラストのシール帳、日本・世界の童話をテーマにしたシール帳など様々なタイプがあります。
これは5歳児クラスで使っているシール帳です。
秋晴れというように『空』への関心が広がる季節なので、空の上にある宇宙への想像が膨らむイラストです。
シールも、コスモス、お米の収穫時期だからおむすび、すずむし など季節感があります。
この写真は今年4歳児クラスで使っている物語のシール帳で、十五夜の9月に合わせて『かぐやひめ』のお話です。「かぐやひめってどんなお話なの?」と昔話に興味をもつきっかけになります。
ご家庭でも「今月のシール帳どんなの?」と話題にしていただけると園生活について親子の会話が広がるのではないかと思います。
次回は『カラー帽子』を紹介します。