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【3歳以上クラス】道具箱の紹介シリーズ⑧『はさみ』
当園では3歳児クラスから道具箱などの個人もち保育用品を使用しています。どんな道具があるのか、どんなことを育てていきたいのか、そんなお話を全8回、更新していきます。
今回は最終回です。下のリンクから過去の記事も合わせてご覧ください。
【3歳以上クラス】道具箱の紹介シリーズ①『クレパス』|上ノ丸くじら保育園|兵庫県明石市の保育園 (kujirakodomo.com)
【3歳以上クラス】道具箱の紹介シリーズ②『色鉛筆』|上ノ丸くじら保育園|兵庫県明石市の保育園 (kujirakodomo.com)
【3歳以上クラス】道具箱の紹介シリーズ③『のり』|上ノ丸くじら保育園|兵庫県明石市の保育園 (kujirakodomo.com)
【3歳以上クラス】道具箱の紹介シリーズ④『自由画帳』|上ノ丸くじら保育園|兵庫県明石市の保育園 (kujirakodomo.com)
【3歳以上クラス】道具箱の紹介シリーズ⑤『粘土』|上ノ丸くじら保育園|兵庫県明石市の保育園 (kujirakodomo.com)
【3歳以上クラス】道具箱の紹介シリーズ⑥『粘土板』|上ノ丸くじら保育園|兵庫県明石市の保育園 (kujirakodomo.com)
【3歳以上クラス】道具箱の紹介シリーズ⑦『粘土ベラ』|上ノ丸くじら保育園|兵庫県明石市の保育園 (kujirakodomo.com)
8回目は『はさみ』です。
①安全なもち方、運び方を知る。(人に刃を向けない、刃の部分を握って運ぶ、座って使う、胸の前で構える)
②持ち手を開いて閉じて(グーパーグーパー)することで切ることを知る。
③グーパーの加減をしながら、切る対象物を回して円や、様々な形を切れることを知る。
④初めてはさみを使う3歳児クラスでは、はさみを閉じてザクっと切り落とす1回切りを身に着ける。
⑤はさみに慣れたら切り落とさずに続けて切っていく方法を身に着ける。
★3歳児クラスは保育士の管理下で、4歳児クラスは少しずつ自由に使えるようしていき、5歳児クラスでは自由に使えるようにしています。
★ただし紙以外の物を切りたい時は保育士の管理下で、『自分のはさみ、自分の力では切れない』ことを経験する必要だと考えています。
★現在使用しているはさみは刃がカーブしていて切りやすい物を使用しています。
***幼児期にあったはさみの持ち方って?***
道具の指導方法について話し合っている時のこと。
当園には手先が器用で製作大好きな主任保育士が見慣れないはさみの持ち方をしているということで話題になりました。
園で指導しているのはこの持ち方です。
上の穴に親指を、下の穴に人差し指と中指(人差し指・中指・薬指)を入れる方法です。
幼児期のこどもの手にはこの持ち方があっているようです。
(はさみのワークなどを出版しているサイト等を参考に確認しました。)
話題に上がった主任の持ち方はこちら。
上の穴に親指を、下の穴に中指と薬指を入れ、外から人差し指で支えるようにして持つ方法です。
正しい持ち方を検証すべく、ガイドラインがないか調べてみましたが、ありませんでした。
ただし、文部科学省の図画工作に関するサイトでは後者の持ち方がイラストで示されていました。学童期以降は後者の持ち方の方が繊細な作業に向くようです。
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全8回のお道具箱シリーズ、こどもたちの成長に大切な役割があることをお伝えしてきました。
たくさんの『はじめて』に出会う乳幼児期、その時々の目の前のこどもたちに楽しく、分かりやすく学年(年齢)に応じた指導ができるよう保育現場では常に考えています。
番外編、保育用品の紹介も後日公開しますのでぜひご覧ください。