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【3歳以上クラス】道具箱の紹介シリーズ①『クレパス』
当園では3歳児クラスから道具箱などの個人もち保育用品をご購入いただいています。
園で個人もちの道具箱を使う理由は、次のようなことを園生活で経験して欲しいからです。
①自分の物なので大切に扱おうとする気持ちを育む
②道具を使えるようになる
③整理整頓をする習慣をつける
④消耗品の管理を自分で行う
さて、園では幼児期のこどもたちに向けて作られたたくさんの保育用品の中から、どれが良いかを選んで採用しています。全部で8つのお道具箱の中身を紹介していきます。
初回は『クレパス』です。
『クレヨン』と『クレパス』の違いは、油分が含まれているかどうかです。
昨年まではクレヨンでしたが、今年度からはクレパスを採用しています。
クレパスは油分があるので絵具を使った『はじき絵』という技法と相性が良いからです。またクレヨンより滑らかに線を描きやすい特徴もあります。
①線を描くだけでなく、塗ることで筆圧が強くなっていきます。
②フタを下に重ねることを教えます(座布団にしようねと言います)
③フタを本体にくっついているゴムでとめます。(初めて使う3歳児は本体とフタを押さえながらゴムをかけるのもはじめはなかなかできません。)
④使っていくと小さくなっていくので、紙製カバーをすこしずつ剥いていきます。(3歳児のうちは、保育士に剥いてくださいと、自分で伝えることが大切です)
ちなみに、これを読んでいる大人の皆さんはおそらく『はだいろ』と呼んでいた色ですが、現在は『うすだいだい』あるいは『ペールオレンジ』と呼んでいます。
肌の色はそれぞれという、全ての人に配慮した表記になったのは、グローバルで優しい社会に近づいたステキなことだと感じています。子どもたちとは『うすだいだい』でお話してください。
次回は『色鉛筆』をご紹介します。