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おもしろいことには”リスク”がつきもの
今日は、園の取り組み(保育の安全についての研修)についてお話させていただきます。
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残念ながら園で起こる事故は”ゼロ”にはできません。
当園では、毎年4月は『ハインリッヒの法則』という考え方を元に、事故発生のリスクを軽減する”リスクマネジメント”の研修をしています。
例えば、4月の不安定な状態を分析します。
・こどもたちも、担任もお互いに『どんな人かな?』と手探り
・新しい担任へのお試し行動
・新しい保育室、友達、用品などによって気持ちが高揚し、突飛な行動をする可能性がある
これらを踏まえて、起こりうる事故を予想・対策することで、リスクを軽減し、安全に楽しく過ごす方法を考えていきます。
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どんなことにもリスクはつきものですが、リスクを恐れていてはおもしろいことができなくなります。
次は、リスクを”ゼロ”に近づけた例です。
・交通事故にあってはいけないので、園外保育はしません。
・ケガをしてはいけないので園庭で遊ぶのは禁止します。
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これでは、こどもたちの経験や成長の機会までも奪ってしまうことになりかねません。
ゼロにするのではなく、”リスクを予想・対策することで、軽減するのが大切であると考えています。
目の前の小石を拾ってあげるのではなく、自分で拾って遊べるようなかかわりをしていきたいと、職員一同共通の思いで保育に携わらせていただきます。
これからもいろいろなチャレンジをしていきますが、ご理解とご協力、時にはご意見お聞かせいただければと存じます。よろしくお願いいたします。