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【絵本紹介】ひがんばな(再掲)
野山の自然が大好きな皆見のフィールドワーク…ではありませんが、今回は絵本紹介です。
私は5歳児クラスを担当することがよくありましたので、大きいお友達向けに1冊、季節感のある本を紹介します。
甲斐伸枝 作「ひがんばな」
作・絵:甲斐伸枝 出版:福音館書店
もともと自然や草花が好きなので、以前は好きな花は”ひがんばな”と答えていました。
そんな中で、甲斐伸枝さんの描く草花に魅了されて、他にも何冊か所有しています。
ひがんばなは毎年ちょうど秋の彼岸の間だけ、一斉に咲いて田畑一面を真っ赤に染めます。
その美しさと裏腹に、毒を持っているので取り扱いには注意が必要です。
そのため昔からあまり良いイメージがない花として、不名誉な呼び名もたくさんあります。
「おばけ」「かじばな」「みちまよい」
「うちへもってかえるとかじになる」
* * * * *
その他にもたくさんの呼び名があって、それを読んでいると子どもたちがとても喜んで聞いてくれます。
「じゅうごや」「かみなり」「ひいひりっこ」
「はなみずはなみず」
* * * * *
この本はお気に入りの上に絶版になっていて大事にしている本なので、毎年この時期になると5歳児担当の先生に読み聞かせしてみない??と押し付けがましく貸し出しています。
ひがんばなを見たらこの絵本を思い出して手に取ってみてくださいね。
(よく見かけるのは赤色ですが、白・黄色のひがんばなの仲間もあります。時々ピンクも見かけます。)