- 園長のコラム
いつから開けられる? おかしのパッケージ
・ゼリーやヨーグルトのフタを開ける
・乳酸菌飲料のアルミっぽいフタを開ける
何気なくしている動作ですが、こどもたちにとっては積み重ねが必要です。
皆さんは何歳からできると思いますか?
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早ければ2〜3歳くらいで、開けることができる子もいるのではないかと思います(経験談)
園生活では3歳以上児・3歳未満児と分けて考えることが多いのですが、これも『3歳』くらいです。
3歳ごろに脳の90%が完成すると言われることから、3歳ごろからできることが急増していきます。
園では、おやつの時に『開ける』機会がたくさんあります。
最初は難しいので少しだけ保育士が開けておくことで、子どもが自分で片手で容器を支え、もう一方の手で開けることができます。
これを繰り返していくうちに、指先に力がつき、手首を捻ってテコの原理で開けられるようになり、コツを掴んでいきます。
こうした小さな積み重ねがなく、大人が全部開けてしまうと、5歳児でも開けることができないことという事例も過去にありました。
3歳過ぎたからもうできないの!?と危機感を煽るお話しではなくて、こどもたちと生活をしていると何事も経験・練習が大切で、園生活にはそんな機会がたくさん溢れていますというお話しでした。
ご家庭での参考になれば幸いです。
※同じ要領で、個包装のお菓子の端にあるギザギザをもって、左右に引っ張ってあける動作も経験しています。